外国人を雇用するメリット・注意点をまとめてみました!

外国人採用採用

厚生労働省が発表した、令和元年10月末の時点の国内における外国人の雇用状況をご存知でしょうか?外国人労働者数は前年よりも12.1%増加の約166万人にも上り、外国人雇用の届出が義務化されて以降、過去最高を更新したそうです。

増加した背景としては、高度な知識や技能を有している高度外国人材や留学生の受入れが進み、雇用情勢の改善による「永住者」や「日本人の配偶者」などの在留資格のある外国人の就労が進んでいること、技能実習制度の活用により技能実習生の受入れが進んでいることなどが考えられているようです。

外国人労働者を雇用する事業は製造業が全体の29.1%と最も多く、事業所全体の20.4%を占めていますが、建設業、卸売業、小売業や医療、福祉のいずれも増加していると発表しています。

人手不足が深刻な日本の産業では、今後も外国人雇用の増加が見込まれています。

外国人採用のニーズが増えている

外国人雇用

2011年、製造業を強みとするドイツ政府が公表した「インダストリー4.0」は第4次産業革命と訳されるドイツの国家プロジェクトでした。要約すると、インターネット導入による‟製造業のデータ化”です。その流れを汲み、現在AIやIoT(ビッグデータを含める)などの新技術の発展が各国で進み、競争が激化している中で日本も同様に取り組んでいます。そんなIT需要が増す中で、日本では労働人口の減少が見込まれており、2030年には特にIT人材が最大で約75万人も不足すると予測されています。

○参考:みずほ情報総研株式会社「IT 人材需給に関する調査」

他国に比べると製造業だけではなく、医薬品業界、化学業界などといった様々な業界で国内のエンジニア人材、IT人材の不足が懸念されており、従来の技術のタスクはこなせても、新たな技術を使い、新しい価値を生み出すことができる人材の確保が難しくなっているようです。そのような背景から、 政府主導のもと国外の人材採用を積極的に取り組んでいます。

また日本へ観光で訪れる、いわゆるインバウンド需要は近年増加傾向にあります。長期滞在希望の外国人は、アルバイトや短期の社員として働ければ滞在費を稼ぐことができます。インバウンドとダイレクトに繋がる観光業や飲食業などは特に言語の課題があるため、多国語が話せる外国人採用のニーズが常にあるようです。

○参考:観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」

是非外国人雇用を積極的に行い、会社の発展につなげていきましょう!

外国人雇用のメリット

外国人労働者

先にもお伝えしたとおり、日本国内は少子高齢化による人口の減少、人手不足で社会を支える働き手の確保が必須です。日本経済を支えてくれる外国人労働者の雇用は、日本にとっては最大のメリットと言えるでしょう。それでは、企業にとっての外国人を採用するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

メリット①:採用候補者の母数が広げられる

日本のグローバル化が進み、日本人が海外進出することも珍しいことではなくなりました。また少子高齢化も伴い、国内全体の働き手が減少しています。採用のターゲットに外国人を視野にいれることで、採用候補の母数を広げることができます。より自社の採用ニーズにマッチングする人材、優秀な人材と出会える可能性が高まるでしょう。

メリット②:夢じゃない海外進出

海外進出を目指している企業にとって、外国人の雇用はとても大きな足掛かりになります。外国人を採用することで得られる情報は、企業にとって貴重なビジネス材料になるでしょう。海外へのネットワーク、間口が広がります。

メリット③:異なる価値観による発想、アイディア

日本人と異なる発想やアイディア、視点を持てることは外国人ならではのポイントです。異なる価値観や文化背景を持つ外国人と交えて働くことで、マンネリ化した社内にも風穴が開き、日本人従業員への良い刺激ともなるでしょう。様々な価値観のもとにビジネスを邁進していけそうですね。

メリット④:若い労働力の確保

外国人労働者には、20代など、若く労働意欲の高い人材が多いと言われています。長期的な技術の習得、育成が必要な企業では若手外国人を雇用することで、将来的に戦力として活躍してくれることが大いに期待ができそうです。

メリット⑤:低い採用コストで優秀

日本に来たばかりでまだ日本語が流暢ではない外国人労働者は、国内で人材確保するよりも低価格で採用が可能です。他国語が話せて、社会人経験のある優秀な外国人を雇用できれば言うことなしですよね。

外国人が日本で働くメリット

外国人

外国人にとっての、日本で働くメリットについても調べてみました!

メリット①:日本企業のノウハウに触れられる

特に海外進出を行っている日本の企業による製品は海外でも高品質だとよく知られています。世界的に有名な企業も多く、「日本」という国に好意的なブランドイメージを持っている外国人も少なくはありません。日本で働くことで、そういった日本企業が持つ独自のノウハウに直接触れることができます。

メリット②:自身のキャリアアップ

母国を離れ、異国で働くことは自身の大きなキャリアアップにつながります。日本のビジネススタイル、スキルに憧れや共感を抱く外国人にとっては、実際に日本で働くことは日本語の習得もでき、今後のキャリアの幅を広げることになるでしょう。

メリット③:教育体制・福利厚生が整っている

日本では、長期就業を前提にしている企業が多く存在します。海外では成果主義で即戦力を求められることが基本です。日本企業の充実した教育体制やOJTに驚かれる外国人労働者も多いそうです。安定して働ける福利厚生も魅力で、特に高度な医療が受けられることもメリットに感じられています。

外国人を雇用する際の注意点

外国人

メリットを知ると良いことばかりのように感じますよね。注意点やデメリットに関してもみていきましょう。

注意点①:手続きが大変な就労ビザ

外国人を雇用するには就労ビザの取得が必須です。取得要件が設けられ、1ヶ月から最長で半年かかると言われています。申請の書類準備や手続きには慣れや知識が必要なため、社内だけで行うには大変な作業になる場合があります。専門的にサポートをしてくれる外部に委託することをおすすめします。

注意点②:ミスコミュニケーション

社内に同言語でコミュニケーションが取れる日本人がいない場合に起こりやすいのが言語の壁です。言語に問題がなくとも、文化や慣習の違いから伝え手の意図が正しく伝わらないこともあるでしょう。適した教育担当者を配置させるなどの工夫が必要になります。

注意点③:定着しない可能性も

日本特有の労働問題は外国人労働者にとっても問題です。慣れない長時間労働や慣習に対してストレスを感じてしまい、最悪の場合、想定していた期間より早々に離職してしまうことも起こり得ます。雇用環境もグローバル化しているかどうか、自社を客観的に見ることが重要です。

外国人雇用には前向きな検討を

日本

国内の労働力や経済力を踏まえると、今後益々外国人の雇用を検討せざるを得ない企業が増えてくると思います。注意するべき点はいくつもあり、手続きのコストや労力もかかりますが、外国人を雇用することでポジティブな環境変化を迎える可能性もおおいにあります。

外国人労働者のいない企業がこれから外国人を雇用する場合には、従業員全員が受け入れる態勢を整えていくことも重要なプロセスの一つです。誤って差別的な言い回しや態度をとる人が出てくることのないように文化の違いをよく理解し、リスペクトする姿勢が大切です。

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この記事を書いた人
WAKABAYASHI Aya

東京在住。海外留学経験後、小売・美容業界からWEB業界へ転身。アナログとデジタルを分け隔てなく愛する筆者の最近のブームに家庭菜園があります。企業も人も手間暇かけて育てていくことが大切ですよね。

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