人事・採用担当の初心者が読むべき本おすすめ&ベストセラー10選

書籍・本 採用

多くの分野において、効率よく学習するには書籍を読むことがおすすめです。この記事では人事・採用担当者が読むべき本を10冊紹介します。

人事・採用担当者は本からなにを学べるか

デジタル化や少子高齢化、人材の流動化など、昨今のビジネス環境はめまぐるしく変化しています。人事担当者には中長期的な視点に基づく採用活動だけでなく、組織全体を活性化させるリーダーシップなど多くのスキルが期待されています。

今後はこれまで経験したことのない業務に取り組む可能性も出てくるかもしれません。日常業務から得た経験だけでは対応しきれないケースも増えてくるでしょう。そこで書籍を通じて多くのことを学ぶ必要があります。

人事・採用担当者におすすめの本10選

人事・採用担当者におすすめの書籍を10冊ピックアップしました。

だから僕たちは、組織を変えていける —やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

出版社:‎クロスメディア・パブリッシング
著者:斉藤 徹
発行:2021年

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」マネジメント部門 第1位Amazon書籍総合ランキング最高4位のベストセラーです。コロナ禍などで職場環境が激変している現在、従来型のマネジメントのあり方に疑問を感じる社員も少なくないでしょう。

本書ではこのような環境の変化を「デジタルシフト」「ソーシャルシフト」「ライフシフト」の3つの切り口から整理し、活力ある職場づくりの方法を紹介しています。関係の質を変化させることで、チームの思考の質を変え、それによってチームメンバーの行動の質が変化し、好ましい結果が生まれ、またそれが関係の質を向上させるのです。職場環境を変えたい方におすすめです。

人は聞き方が9割

人は聞き方が9割
(出典:すばる舎

出版社:すばる舎
著者:永松茂久
発行:2021年

日販(日本出版販売)の2022年年間ベストセラーランキング(2021年11月22日~2022年11月21日集計)のビジネス書部門で2020年、2021年に続いて3年連続1位を獲得した良書です。人事の仕事にはコミュニケーション能力が欠かせませんが、必ずしも上手く話せる能力が必要というわけではありません。むしろ自分の要件を伝えるだけでは良い関係性を築くことはできないでしょう。

会話のコツは話し方よりも、むしろ聞き方にあるのです。本書は「傾聴」のコツや嫌われない聞き方などをわかりやすく教えてくれます。人事部門だけでなくすべてのビジネスパーソンにおすすめです。

新装版 人を動かす

新装版 人を動かす
(出典:創元社

出版社:創元社
著者:デール・カーネギー/山口 博(訳)
発行:1999年(新装版)

1937年の発行以来、累計発行部数は1,500万部以上を超え、世界中で読まれている自己啓発本の大ベストセラーです。数多くの著名人の実例から人間の本質を学べるのが特徴で、他者との関係を改善し、共感的コミュニケーションを通じて相手を説得する技術が紹介されています。

ビジネスの現場だけでなく人生のあらゆる局面で役立つ実践的なコミュニケーション・ノウハウが詰まっており、時代に左右されない人間の本質が学べます。古典的な名著なのでビジネスパーソンなら一読しておきたいところです。

人事こそ最強の経営戦略

人事こそ最強の経営戦略
(出典:かんき出版

出版社:かんき出版
著者:南 和気
発行:2018年

本書はグローバル化した企業の人事について学べる良書です。ビジネスが国内だけに留まらず多国籍化する現在、日本語話者の日本人だけを管理していた従来型の管理方法は通用しません。複数の国籍や文化、言語を持つ方を同じ企業の一員として包括的に管理する必要があります。

本書ではグローバル人事について「人材の需給をグローバルで把握すること」「計画的に人材を育成すること」「組織開発・組織活性化」と3つの課題を挙げ、具体的に解説しています。

すでにグローバル化しているパナソニックやオムロンなどの事例も紹介しており、イメージを掴みやすくなっています。多国籍企業の人事・採用担当者は一読しておいたほうがよいでしょう。

採用に強い会社は何をしているか ―52の事例から読み解く採用の原理原則

採用に強い会社は何をしているか ―52の事例から読み解く採用の原理原則
(出典:ダイヤモンド社

出版社:ダイヤモンド社
著者:青田 努
発行:2019年

アマゾンジャパン合同会社などのグローバル企業で人事マネージャー、LINE株式会社でミドル~経営リーダーのマネジメント支援などを行ってきた青田氏によって書かれた本書は、優秀な人材を逃さず採用するためのノウハウが書かれています。「出会う」「見立てる」「結ばれる」の3部構成で、求人広告から採用まで多くの企業の実例が挙げられています。

また人事の悩みどころであるミスマッチ採用や採用辞退についても、原因を突き詰め防止するノウハウが書かれており、採用活動を成功させたい人事担当者におすすめです。

トップ企業の人材育成力 ―ヒトは「育てる」のか「育つ」のか

トップ企業の人材育成力 ―ヒトは「育てる」のか「育つ」のか
(出典:さくら舎

出版社:さくら舎
編著者:北野唯我
発行:2019年

最高の人事とはどのような存在でしょうか。本書では「優秀な人材を会社に留めおくこと」が最高の人事の仕事だと述べられています。優秀な人材を留めおくには、高給だけでは足りません。会社自体が魅力的である必要があります。人事の役割は経営とも密接にかかわるといえるでしょう。

また人材育成も人事の重要な役割です。すべてを社員個人の努力や自己責任に帰結させるのではなく、人材が成長できる環境づくりが求められます。優秀な人材を採用すること、育てることの2つが重要なのです。本書は第一線で活躍しているビジネスパーソン8名が、採用・育成から組織開発まで、人事の果たすべき役割を語ります。

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント

出版社:クロスメディア・パブリッシング
著者:中塚敏明
発行:2023年

本書はAmazonの人事・労務管理カテゴリランキング1位を獲得した良書です。業務が複雑化すると特定業務の属人化が発生しやすくなります。会社としては属人化を避けるため、ほかの従業員に業務遂行のための能力開発を命じるところですが、それだけでは上手くいかないかもしれません。そこで必要となるのが本書が提唱する「スキルマネジメント」です。

スキルマネジメントとは個人の資質に頼りすぎる能力開発を会社のシステムで解決していく仕組みです。広い意味では人材育成の範疇に含まれますが、さらに解像度が高いコンセプトだといえるでしょう。人的資源の最適活用や従業員エンゲージメント向上を目指す人におすすめです。

「売り手市場」時代の人材獲得競争を生き残る!中小企業の新しい人材採用戦略

「売り手市場」時代の人材獲得競争を生き残る!中小企業の新しい人材採用戦略
(出典:つた書房

出版社:つた書房
著者:中川 淳
発行:2019年

本書は中小企業が少子化による人材確保競争を勝ち抜くための具体的な方法について解説しています。コストがかさむ求人広告や転職サービスだけに頼らず、できるだけ低コストで良い人材を採用するにはどうしたらよいのでしょうか?

SNSなどを活用した具体的な事例が紹介されており、人材獲得に悩む中小企業の採用担当者におすすめです。

HRDXの教科書 ―デジタル時代の人事戦略

出版社:日本能率協会マネジメントセンター
著者:EY Japanピープル・アドバイザリー・サービス/鵜澤慎一郎(監修)
発行:2021年

本書はHRDXについて紹介しています。HRDXとは人事領域(Human Resources)におけるデジタル化(Digital Transformation)のことで、クラウド化された人事管理ツールの導入や人材採用のビッグデータ活用などがその代表だといえるでしょう。

本書では旧態依然な組織をどうやったらデジタル化できるか、数字を使って客観的に解説しています。デジタル化を阻害する要因は複数ありますが、その最大の問題は経済的なものではなく、シニアマネジメント層の文化にあるという指摘は衝撃的かもしれません。デジタル化を推進したい人事担当者におすすめです。

図解 人材マネジメント入門 ―人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:坪谷邦生
発行:2020年

最後に紹介するのは人事の業務内容を1冊にまとめた本です。トヨタやリクルートなどの実例を紹介しながら、人事担当者としてやるべき仕事を具体的に解説しています。図解で情報が整理されているため、具体的に業務のイメージをつかみやすいのが特徴です。採用はどのようなステップで行うべきか、給与の等級はどのように刻むべきなのか、など人事の仕事を包括的に学びたい方におすすめです。

まとめ

最近はSNSなどでもさまざまなノウハウが発信されていますが、本を読むことで日々の業務から得られない知見を深めることができます。人事・採用担当の初心者はもちろん、長く職に就いている担当者も情報をアップデートしたり、新人教育をしたりするために手に取ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
長谷部耕平

独立8年目になる元・化学系メーカー出身のフリーライターにして登録者2万人超えのおっさんYouTuber。これまでに書いた記事の数は最低でも4,000記事以上。ビジネスからエンタメまで幅広いジャンルで活動中です。

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