Google しごと検索とIndeed(インディード)の違い

Googleしごと検索とIndeed 採用

Googleしごと検索とIndeed(インディード)は世界で利用されている求人検索エンジンです。

Indeedは2009年に日本でサービスを開始し、その約10年後にGoogleしごと検索はサービスを開始しました。

この2つのサービスは類似している部分もありますが、求人の掲載方法や運用方法、ターゲットなどが異なるため、両方に求人を掲載することで求人の露出を増やすことが期待できます。

ここでは、共通点や相違点について紹介していきます。

※Googleしごと検索とIndeedについて、より詳しく知りたいという方は過去の記事を参照してください。

Googleしごと検索とIndeedの共通点

まずは、Googleしごと検索とIndeedの共通点を見ていきましょう。

無料で掲載できる

Googleしごと検索とIndeedでは求人を無料で掲載することができます。採用が決まった場合の成功報酬などその他費用も発生しません。ただし、Indeedには広告枠が設けられており、求人の露出を増やす場合は費用が発生します。

求人検索エンジンである

冒頭にも説明したように、Googleしごと検索エンジンとIndeedは求人検索エンジンなので、求人サイトではありません。求人検索エンジンとは、ネット上にある求人ページを自動で収集して、自社のプラットフォームに情報を載せるというものです。求人サイトと同じく、就職や転職を考えているユーザーが集まるので、不特定多数にアプローチをかけることが可能です。

フィルター検索機能

Googleしごと検索とIndeedにおいて、ユーザーは細かく求人情報を設定して検索することができます。地域や業務形態、企業名などフィルターを細かくかけることができるので、求めている条件に合うユーザーにアプローチできる環境が整っています。

自社サイトの求人ページを掲載できる

Googleしごと検索とIndeedでは、自社サイトの求人ページを掲載することができます。ただし、Googleしごと検索とIndeedともに、求人ページをクローリングできるように構造化しなければならないので注意してください。

※それぞれの構造化の方法は過去記事を参照してください。

しかし、両方のクローリングの条件を満たすとなると、構造化へのノウハウや手間や時間が必要でしょう。これが難しいという場合は、採用管理システム(ATS)を使用することをおすすめします。

採用管理システムとは、応募から採用までのプロセスを全て管理してくれるシステムです。求人ページ制作機能というものがあり、Googleしごと検索とIndeedをそれぞれ連携するだけで構造化が終了します。ただし、採用管理システムによってはGoogleしごと検索とIndeedに対応していない場合もあるので、導入する際は事前に確認するようにしてください。

採用管理システムは基本的に料金が発生しますが、デザインが選べる、採用のフローが簡単になるといったメリットがあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

Googleしごと検索とIndeedの相違点

Googleしごと検索とIndeedの相違点

では次に、Googleしごと検索とIndeedを比較し、異なる点を解説していきます。

求人情報の掲載方法

Googleしごと検索には、求人を直接掲載することができません。掲載方法としては2つあり、自社サイトの求人ページを掲載させる方法と、Googleが連携している求人サイトに求人を掲載した上で、Googleしごと検索に掲載させる方法です。一方、Indeedでは先述の2パターンに加えて、直接求人を掲載することもできます。

このように、Indeedでは直接求人を掲載することができますが、Googleしごと検索は自身の手で掲載することができず、Google側の判断で掲載されるのを待つしかありません。

広告枠

Googleしごと検索とIndeedでは無料で求人を掲載することができますが、Indeedには有料オプションとして、求人広告があります。このサービスは「スポンサー求人」というもので、目に留まりやすい場所に求人を表示することができます。料金は求人がクリックされた際に発生します。

Googleしごと検索は上位に表示されやすい(Google検索エンジン限定)

Googleしごと検索に掲載されている求人は、Google検索エンジンで求人に関する検索をした場合、検索結果の上位に表示されます。このため、Googleを使用しているユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。

求人情報の管理画面

Googleしごと検索は、求人を管理する機能がありません。そのため、修正や応募者の管理など、求人に対する操作は元のサイトから行う必要があります。

一方、Indeedには求人の管理画面が用意されており、応募者とのやり取りもここから行うことができます。また、「Indeedアナリティクス」という便利な機能があり、求人の表示回数やクリック数、応募数などの情報をここから得ることができます。

Googleしごと検索とIndeedは併用することがおすすめ

全体的な扱いやすさという点ではIndeedの方に軍配が上がります。しかし、Indeedは広告枠を使用していないと露出度を上げづらいというデメリットがあります。費用をかけるほど大きな効果が得られますが、求人が失敗した場合のリスクは大きくなり、求人にかける費用を抑えたいという場合は得策ではありません。

そのため、最初のうちは広告枠を利用せず、IndeedとGoogleしごと検索を合わせて使用し、ユーザーが自社の求人サイトにどのくらいアクセスしたかを見つつ、Indeedでの広告枠の使用を検討することをおすすめします。

無料での掲載であれば費用はかからないので、試してみる価値はあるでしょう。

Googleしごと検索は広告枠がなく、Google検索エンジンから検索された場合にしかヒットしないものの、無料で掲載でき、検索結果の上位に表示される強みがあります。一方Indeedは、広告を利用する場合は費用がかかるものの、求人検索エンジンの中では圧倒的なシェアを誇っています。

IndeedとGoogleしごと検索を併用することで、アプローチできるユーザー層を増やすことができ、それぞれの懸念点をある程度カバーすることができるでしょう。

求人サービスは今後も変化していく

Googleしごと検索とIndeedは似て非なる検索サービスです。それぞれに強みと弱みがありますので、迷っている方も、まずは無料で利用できる範囲で併用してみることをおすすめします。

広告枠を持たない完全無料の求人プラットフォームであるGoogleしごと検索が登場し、さらなる変化が注目される求人サービス業界。今後は、求人サービスの変化をチェックし、それに応じた活用方法を模索することも、採用活動に必要な要素となってくるかもしれません。

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この記事を書いた人
RYUICHI ARAI

神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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