「面白い採用サイト」と聞いて、あなたはどんなWebサイトを思い浮かべるでしょうか。
カラフル、エフェクトが凝っている、写真や動画が多いなど…さまざまな観点がありますが、採用サイトの本質は「応募者に情報を伝えること」。
ここでは、必要なことはアピールしつつ面白みのある採用サイトにするテクニックを紹介します。
面白い採用サイトの特徴1、ユニークなキャッチコピー
面白い採用サイトに共通して見られる特徴のひとつが、ユニークなキャッチコピーです。
採用サイトで成果を上げるためには応募者に対するアピール力が必要です。アピールの方法はいろいろありますが、ユニークなキャッチコピーは短時間で強い印象を残すことができる強力なツールです。
インターネットの発達によりサイトの滞在時間はどんどん短くなっています。印象付けるために使える時間はほんの数秒足らずしかありません。そんな中、面白いと評判の採用サイトのほとんどは一瞬で心に刻み込まれるキャッチーな文句で集客に成功しています。
もう一つ副次的な効果として期待できるのが口コミによる注目度向上効果です。
SNSが全盛のインターネットで効率的にPRするためには直接的な広告効果だけでなくそのメディアにふれた人が誰かに話したくなる「バズり力」が求められます。バズり力が高ければ直接的な宣伝効果が低くても口コミにより徐々に情報が広まり、最終的には大きうねりとなって採用サイトの存在がバズることになります。
利便性が高くてもありふれたサイトデザインでは利用者の関心しか獲得できませんが、ユニークで人に話したくなるコピーがあれば目にした人がSNSで情報を拡散し口コミの輪が広がることで広告の影響力がさらに高まります。
面白い採用サイトはバズり力を利用して低コストで高パフォーマンスな広告展開を実践し、興味のなかった人たちからも評価を集めているのです。
面白い採用サイトの特徴2、画像や動画コンテンツが豊富
面白いという評判を集める採用サイトには「画像や動画コンテンツが豊富」というサイトデザイン上の共通点が見られます。
採用サイトを利用する人が求めるのは、一目見ただけで理解できる直感的なわかりやすさです。
採用情報というのは基本的に複雑でわかりにくいものですが、理解が面倒だからこそわかりやすさを求めるのは人間としてごく自然な心理です。面白い採用サイトは複雑な情報をわかりやすくするための手段として画像や動画を有効活用しています。
文字情報は内容の違いにかかわらずビジュアル的な印象は全て均一です。書かれている内容の違いはじっくり読まなければ判断できませんが、画像や動画には一目見ただけで特徴や違いが理解できるという強みがあります。
色や動きを工夫することで専門知識のない人でも感覚的に理解できるので採用情報に対する興味は強まり、サイト訪問者に利用したいという意欲を湧かせる効果が発生します。
細かい条件や契約内容に関しては文字表示が活用されますが、第一印象を高めるツールとしてビジュアル性を重要視するのは採用サイトに限らずさまざまなサービスで実践されているテクニックです。
初心者から上級者まで幅広い人に使いやすいサイト構成を実現するという意味でも、画像や動画コンテンツの多用は有効な手段です。
面白い採用サイトの特徴3、SNS連携の機能付き
現代のネットマーケティングで欠かせない要素がSNSとの連携です。
SNSのユーザーは日本国内だけで1億人以上とも言われています。採用サイトの訪問者はネットを活用して職探しを実践していますが、そのうちの多くがSNSを利用しています。
つまり、採用サイトの集客ツールとしてサイト訪問者のSNSを活用できればコストをかけること無く多くの人にアピールすることができるのです。
面白い採用サイトのほとんどにSNS連携の機能が実装されています。サイトを利用してみて面白いと感じたらクリックするだけでSNSに情報をアップロードできるので、質の高いサイトを構築すれば後は利用者が勝手に宣伝作業を担ってくれます。
興味を引く内容やユニークなコピー、斬新な仕掛けや驚くべきアイディアなどSNSで多くの人に知ってもらいたいと思わせるギミックをサイトに搭載すれば、口コミの高いアピール力によって大勢の訪問者が獲得できるでしょう。
ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどそれぞれ異なる性質に合わせてデザインを工夫することで宣伝効果は高まります。
ひねりの効いた文句や印象的なビジュアル、誰かに教えたくなる有益な情報など各SNSの特性に合わせて仕掛けを提供することで情報拡散力はさらに高まります。
面白さ重視のあまり…NG採用サイトの例
採用サイトで利用者の興味を高めるために面白さを重視するのは間違いではありません。ユニークなサイトは利用者の満足度を高めると同時にSNSでの口コミによるアピールも期待できるので、低いコストで高い集客効果が見込めます。
ただし、面白さ重視のあまりやりすぎて失敗するケースもあるので、サイト設計には慎重さが求められます。
絵や動画を多用したキャッチーなサイトデザインは多くの人の興味をひきつけますが、エフェクトに凝りすぎて動作が重くなりすぎてしまいトップページすらまともに閲覧できなかったという事例があります。
こだわるのは良いことなのですが利用者の使いやすさも考えないと大失敗してしまいます。
また、見た目を重視しすぎて肝心の情報がどこにあるのかわからない、というのもよくある失敗です。画像や動画を多用したデザインは直感的に理解しやすいというメリットがありますが、提供できる情報が少ないという欠点を抱えています。
使いやすいサイトはページ構成を工夫して必要な情報はすぐに見つかる場所に配置しますが、わかりやすさだけを重視したサイトの中には肝心の情報がどこにあるのかわからず使いものにならないケースが見られます。
見た目のわかりやすさと内容の充実度は相反するものではありません。文字の配置や情報量を工夫して知りたい人に必要な情報が届けられるデザインに仕上げないと利用者は離れてしまいます。
採用サイトを外注する|プロに任せて注目度UP
自社の人材のリソースを節約するため、あるいはよりクオリティの高いサイト作りを行うために、採用サイトの作成や運営を外部委託するというのも良い方法です。
アウトソーシングで採用サイトの作成・運営を行う場合、「依頼→サイト制作→管理・維持・更新」という流れでサイト制作・運営が行われます。そしてそれぞれの工程毎に費用が発生するため、それらにどのくらいの費用がかかるのかもしっかり把握しておかなければいけません。
採用サイトのページ数が多いほど費用経費も大きくなります。そのため、サイトデザインは自社で行うとか、サイトの更新や修正はCMSツールを利用するなどして、サイト運営にかかるコストを抑えることも大切です。
また、アウトソーシングによるサイト運営においては作業時間に対して報酬が発生する場合が多いです。そのため、依頼する外部委託先はできるだけ1社に絞るようにし、無駄な作業をしていないかきちんと監視する体制も必要です。
ちなみに、CMSも厳密にはアウトソーシングにあたりますが、この場合はサイト制作・運営の両方を自社人員が行うことになるので、人材リソース的には自社運営の場合とほぼ変わりません。また、利用料についても月額3000~5000円のものもあり、比較的安価です。
採用サイトはそこまで頻繁に更新が必要なものでもありませんし、サイト制作はプロに任せて維持管理だけは自社で行うというのも現実的です。とは言え、やはり自社に専門知識を持った人がいないという場合には、適時適切にアウトソーシングによるサイト制作・運営を検討してみるのが確実ではあります。
まとめ:ユニークさと拡散力に注目した採用サイトづくりがおすすめ
ユニークなキャッチコピーで応募者の心を掴むのは、シンプルながらとても有効なアプローチです。
また、せっかく良いサイトを作ってもわずかな人にしか見てもらえないのであれば意味がありません。SNSへのリンクを設置するなど「拡散力」に注目することも大切です。
ここまで見てきたポイントややりがちなミスを理解すれば採用サイト作りは怖いものなし!ぜひ有意義なサイト作りに役立ててくださいね。