採用サイトのデザインやコンテンツが優れている会社を7社ご紹介します。
大手企業の採用サイトだけでなく、中小企業まで幅広く取り上げていきます。また、それぞれどういったところが優れているのか、そのポイントも併せて見ていきましょう。
こだわりが凄い!作り込まれた採用サイト7選
採用サイトとして使いやすいUI、UXであることだけでなく、コンテンツの充実度や、特徴的なデザインなど、何を持って優れているか、一言であらわすことは難しいものです。
ここでは、採用サイトにこだわりを感じられる会社のものを、会社の規模を問わずにご紹介します。
Sky株式会社
社員定着率95%を誇り、かなり採用に力を入れている企業さんになります。2020年卒の大学生就職企業人気ランキングでは、理系13位、文系28位に選出。そんなSky株式会社ですから、採用サイトに対する力の入れ具合も半端ではありません。
新入社員の声がとにかく充実していて、その数はなんと150人以上。しかも、一人に対して1ページ使って、インタビューをしています。
そのほか、入社2~4年目。5~10年目。11年目~と区切り、社員の紹介を徹底的に行っているのが特徴です。
SNSも積極的に取り入れ、Twitter、Instagram、YouTubeなどで会社についての情報を発信。人を大切にしていることが、見ていてしっかり伝わってくる採用サイトになっています。
京セラ株式会社
https://www.kyocera.co.jp/recruit/new/
誰もが知ってる大企業の京セラの2020年の新卒採用サイトは、大企業とは思えないぐらい挑戦的なデザインになっています。
とにかく「斜め」の配置が印象的なデザインです。見やすさよりも、インパクトを重視。特に斜めに動きのあるテキストの配置が斬新です。
さらには、採用サイト内にシューティングゲームまで用意しているなど、どこにどんなコンテンツがあるんだろうと、アクセスした人を引き込むような作りになっています。
遊びの部分だけピックアップしましたが、採用サイトとして必要なコンテンツは、当然充実しています。遊べる余裕を感じられるのは、大企業ならではと言えそうですね。
サングローブ株式会社
https://www.sungrove.co.jp/recruit/
2015年に設立で、250人近い社員数を誇る、今急成長中のウェブ会社です。7,000社以上のウェブ制作実績に加え、マーケティング、集客対策など、トータルでサポートしてくれるのが強み。その急成長を陰で支えているのが、採用への注力でしょう。
さすがはウェブ制作会社というだけあり、サイト内の導線が分かりやすく、見たい情報がどこにあるのかが探すことなく見つけることが出来ます。
社員へのインタビューも充実していて、一人1ページ使った、社員紹介があります。入社後に、どんな人と、どんな環境で働くのか。そのイメージがしっかり掴める採用サイトになっています。
株式会社リブセンス
https://recruit.livesense.co.jp
就活、転職などの人材領域と、賃貸、中古マンションの不動産領域など、多様なサービスを展開するIT起業です。
ファーストビューからスクロールした先まで、あらゆるところに手書きの文字が配置されているのが特徴の採用サイトです。
社員インタビューの部分では、マウスオーバーすると手書きの文字から、テキストへ変わるギミックが非常に面白いです。
また、テキストの縦書きを配置するなど、文字の見せ方にこだわっている採用サイトになっています。
株式会社プラットイン
https://www.platin.co.jp/saiyo/
大阪でWebマーケティング事業を展開している会社です。採用サイトの制作や採用支援などを事業として行っているので、当然自社の採用サイトも非常に凝った作りになっています。
決して情報が見やすいサイトというわけではありませんが、IT起業らしいこだわりが感じられる採用サイトです。
「乗り遅れるな!」というキャッチとともに、横スクロールをしながら、旅行するかのようなコンテンツが印象的。どこにどんなコンテンツが分かりにくい反面、ついついクリックしたくなる作りは、参考になる部分も多いのではないでしょうか。
桂新堂株式会社
海老のお菓子屋さんとして、海老菓子を作り続けている名古屋のせんべい製造販売業者です。海老にこだわる会社なだけあって、採用サイトも海老だらけ。社員を「えび家族」と称して、採用活動をしているのが特徴です。
トップページで、会社のロゴとともに、社員が海老の被り物をして、「集まれ、えび家族」と語りかけている姿はインパクト大。
「桂新堂かるた」として、会社の特徴をわかりやすく解説したり、「エビDANCE」として社歴を紹介するなど、遊び心たっぷりです。
採用サイトにありがちな堅苦しさが全くなく、スッとコンテンツの内容が入ってくる仕掛けが至る所に盛り込まれています。
佐藤工業株式会社
http://www.satokogyo.co.jp/saiyo/
トンネル工事に高い技術力を持つことで知られる大手建設会社です。東京湾アクアラインや青函トンネルなど、大型国家プロジェクトに携わってきた会社です。そんな事業に取り組む会社だから、採用サイトもその事業内容を活かしたアピールをしています。
サイトの事業規模が、トップページのファーストビューからガツンと伝わってくる採用サイトです。大きな事業に携わりたい方にとって、この見せ方をされたら興味を引かれないわけがありません。
事業内容を伝えつつ、画像とテキストで、事業の規模感やインパクトを上手く伝えているのが特徴です。
採用企業に必要なインパクトとトレンド感
大企業から中小企業まで、全7社の採用をサイトを見てきました。それぞれ、こだわるポイントは異なりますが、どこかでインパクトを出しているのが共通しているように感じました。
コンテンツの見やすさ、探しやすさを多少犠牲にしても、インパクトを与えることで興味を持ってもらうことも大事です。
本当に就職をしたい、第一志望の会社であれば、どんな採用サイトでも読んでもらうことは可能です。しかし、よほど志望度が高くない限り、当たり障りのない採用サイトでは、コンテンツを読んでもらう以前に離脱されてしまい可能性が高いのも事実です。
採用に力を入れていきたいのであれば、採用サイトの設計やコンセプト、デザインなどを、Web制作会社と綿密に相談をしながら、作成を進めていきましょう。